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屍鬼 第22話「蔡蒐話」


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大晦日更新!屍鬼の感想。これも全話通しての感想になるかな
2クールと半年に渡って見てきたわけですが、個人的に12月終了アニメの中ではいちばん楽しめた作品でした。
追記にて。ちょっと書くことが多すぎて疲れた





まさに圧巻だった
終盤のドライブ感がすごい。伏線を巻き取るような感じ。

こんな盛り上がりを最後に持ってこれるのはスゴイ


書いてたらなんかバラバラな感想になっていたのでちょっと項目分けっぽいことをしてみました。


■堕ちていく村

閉鎖された『村』が狂気に満ちていくのがわかる
そして村人たちがその自覚なしに屍鬼を平然と狩り、前回では最終的に『人』をも殺してしまった

この流れが自然に感じられてしまうのが脚本と演出の素晴らしさでしょうか。

特に最終回での大川さんの狂い方と、恵の殺し方が尋常ではなかった
あと21話で食事しながら楽しく死体処理をするシーンもね

「世の中にはやって良いことと悪い事があるんだ。だれが決めたわけでもないルールってもんが」
そういいながら沙子を殺そうとする姿はまさに狂気。ここでも村人たちが麻痺している様子がわかる

恵の殺し方は残酷すぎる・・・。グロい
村人たちの冷酷さが恐ろしかった。相手が人でなければ躊躇なく殺せるものなのか


歪んだ正義感や恨みや不条理感覚が蔓延して村がダメになっていく様子がとにかく巧く描かれていたと思う
エンディングで血の海のかさが上がっていくのもそれを暗示しているような。

最終的に村人たちは生還できるわけだけど、この騒動を振り返ったときに彼らの胸の中に湧き上がるものはどうしようもなくグロテスクな感情だろうなと思う
もしくはその心すら枯れ果ててしまったかもしれないけど


■静信

そして一番変わってしまったのが静信でしょうね

人狼となった静信は人を殺してしまう
禁忌を侵してまで窮地を救ってくれた静信にも、沙子は失望してしまったような表情を浮かべていたのが印象的でした

おそらく静信は人を殺すことには人一倍抵抗があったと思うし、殺したら自分を許そうとはしないはず
それでも静信はその後生きることを選んだ。僕はあのまま炎に包まれて沙子と一緒に死ぬものだと思っていたのだけど

夏野は「人狼はとっくに死んでいる」と語った
静信も、神への信仰をやめて人として生きることを諦め、屍鬼として生きる決意をしたのかな

彼が作中で書いた小説とこの騒動はリンクしていると思うのだけど
前回、静信が語った、小説内の『兄』が殺した『弟』は自分だった、という話。
静信も、人としての自分を殺してしまったということなのかなと思いました

また他の地で屍鬼の村を作るのでしょうか。結末は彼が一番知っているはずなのにね





■敏夫

登場人物が心理描写も丁寧でした。
それぞれが自分の色を持っていてとても良かった

どちらが正義でどちらが悪なのかわからなくなるくらい、お互いが譲れないものを賭け戦っている
それは命であったり使命であったり。見方によれば単なる意地でもあるのだけどね。


結局、敏夫は何と戦っていたのだろう
最初は村を守る、という使命から屍鬼を狩ろうとしていたけれど、最終的には静信と戦っていたように見える
『悪あがき』という言葉に表れているように、結局は意地を張っていただけなのかもね

敏夫のその後を描いて欲しいなぁ


■山火事と小説

山火事のシーンも見ごたえがありましたね。
室井の小説に「村は包囲されている」といった言葉がある
村が山の木々で囲まれていることを示しているのだけど、それが焼き払われることで、室井の小説と連動していたこの争いも収束したということを描いていたのではないかと思います。
小説とリンクしている、という点も伏線の配置という点で巧い演出だったのではないでしょうか



■沙子

最終回では沙子がボロボロになって逃げる姿が特に印象的でした。
屍鬼となって何年もの間生きてきた彼女。ロリババアと言うのは失礼極まりないのですが俗に言うソレです
数多くの人の血を吸ってきた彼女ですが、必死になって逃げ惑う姿は同情を誘ってしまう

彼女は本当に不幸なキャラクターだと思うのですよね。
望んでいないのに起き上がってしまい、人の血を吸って罪悪感と戦いながらでしか生きていけない人(?)生を突きつけられる。

彼女は寿命で死ぬことができない。「避けられない死」が存在しない。『死にたくなくても死ねる』というのは幸福なのかもしれません
彼女が本気で死にたいと思えば、自分に杭を打って死ぬことが出来たでしょう
それが出来ないのはやはり死ぬのが怖いから。もう一度死んでるから「消える」のが怖いとしたほうが正しいかな

だから彼女は人の血を吸い、罪の意識にさいなまれながらも「生きる」しかなかった

そんな彼女が、最後の最後で「死ぬ決意」をする。炎に飲まれて死ぬ覚悟を決めたのだ
この決断は非常に大きなものだし、そこに至るまでの苦悩は計り知れないだろう


しかし、静信はそれを止めてしまった。ここが少し納得のいかないところでもあります
彼は本当に変わってしまったよ

2人で村を出てエンドでしたが、これで沙子が救われたとは思えない
壮大なバッドエンドだったなと思う





もっと書きたいことはあるのだけど、ちょっとしんどいのでこの辺りで。
纏まりもなく、ただの長ったらしい駄文でしたが、読んでくださった方はありがとうございます
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