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サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA


サクラダリセット7  BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA (角川スニーカー文庫)サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA (角川スニーカー文庫)
(2012/03/31)
河野 裕

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また更新が減っているね・・・?
新学期でバタバタしてましたが、履修登録も終わって時間割が決まったので徐々にリズムを掴んでいけると思います。やっぱり環境の変化に慣れるには時間がかかりますね。

ということで、サクラダリセット7巻。最終巻です。堂々の完結でした。読み終えたのは数日前ですが、強く心に残っています。
ちなみに6巻の記事は作りませんでした。7巻とセット、みたいなところがあるので。

とにかく6,7巻の展開にはびっくりでした。伏線回収という意味で、それまでのエピソードを全て生かしている。この巻のための物語だったのだなぁと思います。構成力が恐ろしい。

自分の想いに素直になること。傲慢だと知りつつも願うこと。生きていく中できっと誰もが直面するようなことを書いているのだと思います。透明感のある美しい作品でした。とにかく、最後まで優しい話でした。
正直、最終巻が出た旬な時期にこの作品を読めてとても幸運だったと思います。読書歴が浅い僕ですが、この作品は自分の中で歴代No.1です、おそらく。
一番好きだったのは3巻かな。終盤(6巻、7巻)の謎が明らかになっていく感じも好きだけどね。

もう終わってしまったのだと思うと寂しいです。良い作品に出会えました。河野先生の次回作に期待!


ということで、次は何を読もうか迷い中。
河野先生の短編集である『ベイビー・グッドモーニング』は今読んでるけど、その次がね。
積んである中で特に読みたいのは『さよならピアノソナタ』か『イリヤの空、UFOの夏』のどちらか。贅沢な悩みである・・・w

サクラダリセット5 ONE HAND EDEN


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(2011/04/28)
河野 裕

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「もし野ノ尾さんが神さまなら、どんな世界を作りますか?」

「どうかな。考えたこともない」

「野ノ尾さんにとって、一番幸せな世界を作ると思いますか?」

野ノ尾は軽く瞼を伏せてから、また開き、小さく首を振った。

「例えば喧嘩をして、傷付け合う猫を見ると、悲しくなる。でも私は、猫から爪を奪うようなことはしないよ」


新学期も始まり、忙しくなってしまいました。ここ数日は特に忙しくてちょっと大変でした。明日も忙しい予定です。
そんな忙しい中でも、サクラダリセット、現在も愛読中です。通学中の娯楽となると本しかないので読みまくっています。逆にアニメがあんまり見れてないのが悩みどころですが・・・。
今は最終巻である7巻を読んでるのですが、この記事で触れるのは5巻のこと。

この巻では、『幸せ』について語られています。この本は哲学的な内容が多い。
サブタイトルの『ONE HAND EDEN』とは本編で『安易な楽園』と訳されます。理想通りの世界を作ってしまえるというとんでもない能力を持つ少女が登場するのですが、それは果たして幸せなことなのか。
自分で作り出した都合の良い世界で浸かるぬるま湯に価値はあるのか。自覚して尚、価値があると思いながら生きていくことは正しいのか。

楽園とは自分だけの世界と言い換えることも出来るかもしれません。
現実逃避した先にあるもの。逃げ着いた場所に広がる花園。
でも、それは間違いなのでしょうか。イヤなものを見ずに、綺麗なものだけを身の近くに集めて暮らすことが、逃げていることになるのでしょうか。楽園に辿り着くことが、幸せを掴むことなのではないでしょうか。うーん。難しいね。

もともと深いテーマの作品ですが、この巻は特に深く直接的なテーマを扱っていて、実に考えさせられる内容でした。この本に出会えて良かった、と心から思えます。どんな教科書より価値がある、そんな気さえしてしまう作品です。

サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY


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(2010/11/30)
河野 裕

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絶賛応援中のサクラダリセット。4巻も先日読了しました。現在は5巻を読んでいます

この巻は短編集で、前巻の引きが良かっただけに少し肩透かしを食らった感じかも。
ですが、やっぱり文章の心地よさはそのままでした。親猫が我が子を守るときのような、慈愛に満ちた一文一文に心が安らぎます。

短編のひとつに、『正しさ』をテーマとしたものがありました。
行き過ぎた正義は嫌われてしまう。どこかでその幻想を捨てないと、生きて行き辛くなってしまう。
制服の着方、スカートの丈。生徒手帳の通りにすれば、どうしてか異端者になってしまう。ルールを守ることが、おかしいと言われてしまう。
それでも、自分の信じた正義を貫き通すか。はたまた、賢く生きやすい道を選ぶか。そんなお話。

「ルールを守る」ということは、規律を守っているということで、それはきっと『正しい』行為です。逆にルールを破るということは、一応は『正しくない』行為。
でも、破った方がうまくいくようなルールも世の中には存在する。こんなルールを守ってどうなるの?みたいなルールがね。スカートの丈が1cm短いくらい、別にいいじゃないか。まー僕もそう思います。
ルールなんて、だいたいを守ってればいいんだと思います。悪目立ちしない程度なら。

ただ僕は、ルールっていうのはもっと別の部分でも意味を成しているものであるように思います。
ルールというのは本来は、社会、地域、国……など、『全体』に対してのものですね。でも、それ以前に、ルールというのは個人レベルでも大きな意味を持つものであるように思えるのです。

例えば、信号無視して赤信号を渡ったら、ちょっと罪悪感がありますよね。え?スリルがあって楽しい?……えー、聞かなかったことにしておきましょう。
一方、車が来ていなくても赤信号で止まって、青になってから渡ったら。なんとなく気分は良くなるのではないでしょうか。

ルールを守ったとき、規律通りに行動したとき、人は『正しいことをした』と実感できるのだと思います。つまりは、ルールが自分の正しさの指標になる。ルールがあるから、自分の正しさを見つめ直すことが出来る。全てのルールとは、マナーなのだと思います。

決して、ルールを守る人が偉いというわけではないし、自分の正しさを証明したいがためにルールを守るというのもちょっと違う気はします。でも、ルールを守ることは大切なこと。ルールに縛られるのではなく、ルールを守るような生き方が出来れば素敵ではないでしょうか。
ちょっとやりすぎかな?と思えるルールも、自分がそれを『正しい』と信じることが出来て、尚且つしっかりとそれを守れたら素晴らしいと思います。

自分もルールを守って生きていきたいとは思っていますが、巧く生きていくためにそれを破ったりしてしまうことがあります。それはきっと仕方の無いことなんだろうと思いつつ。
それでも、最低限のマナーとして、他人に迷惑をかけるようなルールの破り方はしないようにしたいですね。
『他人に迷惑をかけるようなルールの破り方はしない』。これを自分の中でルールとして作ってしまうのもいいかな。

と、話が膨らんでしまいましたが。こうやって創作物から感じ取ったことを膨らませて、考える材料にしていけるといいかな、なんて思ったりします。おしまい

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~


AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)
(2008/07/19)
田中 ロミオ

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内容紹介
ウェルカム、妄想戦士!?
その日。宿題を忘れた俺は、夜半に忍び込んだ学校で彼女と出会った。
教室に向かう階段の踊り場。冷たい月の光のスポットライトを浴び、闇を見据えている少女。美しい――。
そこには、人を惹き付けるオーラを放つ青の魔女がいた。……いや待て、冗談じゃない。妄想はやめた。
俺は高校デビューに成功したんだ! そのはずだったのに、この妄想女はッ! 「情報体の干渉は、プロテクトを持たない現象界人には
防ぐことはできない」「何いってんだかわかんねーよ」実はだいたい理解できていた。
田中ロミオ、学園ラブコメに挑む――!?



だいぶ前ですが、当作品を読了しました。
『人類は衰退しました』などで知られる田中ロミオさんの作品。僕は、『灼熱の小早川さん』を読んで、この人の作品は好きだな、と思ってこの作品を手に取ったのですが、なるほど面白かった。

『灼熱の小早川さん』で描かれていた『空気』。この作品も似たような印象ですが、小早川さん以前の作品ということもあってか、少しリアリティに欠ける感じはしたかな。というか『小早川さん』ではそこを洗練してリアルに描いていたのに対して、こっちはキャラクターを重視して『痛さ』を追求しているように思う。

中二病と言われる、妄想癖バリバリの生徒達が繰り広げる、見てられないタイプの青春劇。
誰もが一度は通り、でも捨ててしまった、熱くて痛い妄想の世界。それをバカらしいと一蹴せずに、心に持ち続けられたら、奇跡を起こす魔法が使えるようになる。恥ずかしい過去を持つ人にはハマる部分があるのではないかと思います。


まぁ僕は中二病ってそんな悪いものではないと思ってますがね。
むしろ羨ましい。想像力豊かでいたい。まぁ、限度と言うものはありますが…。この作品のキャラはちょっとやり過ぎかなw
創造を笑うような大人にはなりたくないですね。どこかに中二心を持っていたいです。
と、そんなことも考えさせてくれる作品でした。
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